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お風呂の天井にカビが発生!原因と自分でできるカビ取り方法とは?

ふと、お風呂の天井に目をやると気が付かないうちにカビが発生していた。
そういった経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

この記事では、お風呂の天井にカビが発生する原因と、自分で実践できるカビ取り方法、そしてカビの発生を未然に防ぐ方法を紹介します。

お風呂は、私たちにとって日頃の疲れを癒す場所であり、家族とコミュニケーションを取る場所でもあります。
毎日使うお風呂だからこそ、この記事を参考に、清潔で気持ちのいい場所にしていきましょう。

お風呂の天井にカビが発生!原因と自分でできるカビ取り方法とは?

お風呂の天井にカビが発生する原因は3つ

お風呂の天井にカビが発生する原因は、換気不足・掃除不足・高温度の3つだと言われています。

天井のカビ掃除と聞くだけでとても大変なイメージを持つ方も多いです。
しかし、この3つのポイントを押さえることでカビが生えづらくなり、格段に掃除が楽になります。

換気不足

カビの最大の原因、それは換気不足です。
カビは温度20~30度、相対湿度が85%程度で増殖します。
入浴後に浴室内の温度と湿度が高くなっている時に換気を怠ると、カビが増殖しやすい環境が長く続いてしまうのです。

入浴後は窓を開けて換気をする、または、浴室に24時間換気システムが導入されているご家庭はしっかり活用しましょう。

換気システムを使用する際は、きちんと窓や戸を閉めて換気を行うことで、より効率的に浴室の空気が入れ替わります。
24時間換気を続けても、電気代は1ヶ月おおよそ300円程度と、実はお財布にも優しいのです。

お風呂の掃除不足

お風呂掃除を怠ることで発生するカビは主に2種類あります。

1つめは「黒カビ」です。
皮脂、髪の毛、石鹸カスを餌にして増殖します。
パッキンやタイルの目地等にポツポツと発生し、しっかりと根を張ります。
こすってもなかなか落ちないのが特徴で、かなり厄介です。

2つめは「赤カビ」です。
浴室の床やシャンプーボトル等の裏に皮脂等を餌にして発生する、ヌルっとしたピンク色のカビです。
増殖スピードはかなり速く、広範囲にわたって発生します。

こすると簡単に落とせるのができるのが特徴です。
とはいえ、油断していると黒カビの発生源になってしまうので要注意です。

お風呂の温度

浴室の温度が高く保たれるのも、カビ発生の原因です。

浴槽に貯めるお湯やシャワーの温度を40度前後に設定している方は多いでしょう。
少し難しい話になりますが、空気が含む事のできる水蒸気量は決まっており、温度が低いほど少なく、反対に温度が高いほど空気は水蒸気をたくさん含むことができます。

入浴後にいつまでも浴槽にお湯が張ったままにしてあったり、シャワーを浴びたあとに換気を怠ったりすると、丁度よく温められたお湯が浴室全体の温度を上げてしまうのです。
やがて、浴室の空気には沢山の水蒸気が含まれていきます。

水蒸気を沢山含んだ空気は天井付近に溜まり、頭や体洗う際に飛び散った石鹸カスや皮脂を餌としてカビが発生してしまう、という仕組みです。

自分でできる!お風呂の天井のカビ取り方法

ここまで、カビが発生する原因について説明してきました。
気をつけていても発生してしまうのがカビです。
しかし、お風呂の天井にカビが発生してしまった方も、まだ諦めないでください。
ここからはご家庭で簡単にできるお風呂の天井のカビ取り方法を細かく紹介していきます。

ポピュラー 塩素系漂白剤で除去する

塩素系漂白剤は強力な除去効果が期待できます。
その代わり、使用の際は特に注意が必要です。

・十分な換気
・保護メガネ、ゴム手袋、マスクの着用
・天井に向けて直接スプレーしない
これらは必ず守りましょう。

準備するもの

・フロアモップ
・ドライシート
・タオル
・塩素系漂白剤

手順

1.フロアモップにドライシートをセットします。
2.セットされたドライシートに塩素系漂白剤を浸み込ませ天井を拭きます。
3.30分放置したあと、シャワーでしっかりと流します。(この時、天井からの水滴が体にかからないように注意が必要。)
4.布巾で拭き上げます。

簡単 重曹で除去する

重曹は元々体内にある物質なので、安全性が高く安価で売られています。
お子様やペットがいらっしゃるご家庭でも、安心して広範囲に使えるのが魅力です。

準備するもの

・重曹ペースト(重曹2に対して水1を加えたもの)
・フロアワイパー
・柄付きスポンジ
・布巾

手順

1.浴室の換気に十分配慮し、重曹ペーストをフロアワイパーに付けて天井に塗り広げ、20~30分放置します。
2.柄付きスポンジで軽くこすります。
3.シャワーでしっかり流します。
4.布巾で拭き上げます。

簡単 クエン酸で除去する

クエン酸は梅干しや柑橘類に含まれている酸味成分です。
天然成分なので、お子様やペットがいらっしゃるご家庭でも安心して使えます。
また、クエン酸には雑菌の繁殖を防ぐ力もあるのでカビ予防にもなります。

準備するもの

・クエン酸
・フロアワイパー
・ドライシート
・布巾

手順

1.フロアワイパーにドライシートを装着します。
2.装着したドライシートにクエン酸を付けます。
3.天井に満遍なく広げ、20~30分放置します。
4.シャワーでしっかり流します。
5.布巾で拭き上げます。

簡単 漂白剤+片栗粉で除去する

漂白剤+片栗粉を使った方法は、自宅にあるもので手軽にカビ掃除ができるため近年注目されています。
漂白剤は肌荒れの原因になるため、保護眼鏡やゴム手袋・マスクをして、しっかりと体を保護しましょう。

準備

・漂白剤ペースト(漂白剤1に対して水1を加えたもの)
・刷毛
・キッチンペーパー
・布巾

手順

1.浴室の換気を十分に行い、漂白剤ペーストをカビが生えた場所に刷毛で塗ります。
2.20分~30分放置します。
3.キッチンペーパーで漂白剤ペーストを拭き取ります。
4.シャワーでしっかり流します。
5.布巾で拭き上げます。

お風呂の天井のカビを防ぐ方法

せっかく綺麗にしたお風呂の天井を、1日でも長くカビの発生から防ぐためには、日頃からのカビ対策が重要です。

浴室のカビのほとんどは、天井のカビが胞子を撒いて発生します。
つまり、お風呂の天井のカビ予防は、浴室全体のカビ予防にもなるのです。
ここからは普段から出来るお風呂の天井のカビ予防方法やコツを2つ紹介します。

60度のお湯で浴室を流す

カビは凍結されても死滅しませんが、熱には弱く、40度程度で死滅します。
熱湯消毒を行う事によってカビの繁殖を防ぎ、お風呂の天井のカビを予防ができるのです。
手順はとても簡単で、入浴後に60度のお湯を天井にかけ、柄の長い水切りワイパーで水気をさっと拭き取るだけです。

この時、高音のお湯が体にかからないように気をつけて行いましょう。
また、冒頭でもお話したとおり、カビは高温多湿を好みます。
しっかりと換気を行わないと、逆にカビの増殖を助長してしまうため、注意しましょう。

アルコール消毒液で除菌

実は、アルコール消毒液でもカビの予防ができます。
柄の長いフロアワイパーにドライシートを装着し、アルコールを吹きかけて満遍なく広げましょう。
お風呂掃除が終わったあとにさっと拭けるので、手軽に天井のカビ予防ができ、おすすめです。

アルコール濃度は高ければよいわけではなく、濃度が70%の時に最も効果を発揮します。
逆に85%以上になると殺菌効果は低下するため、注意が必要です。

アルコール消毒液でのカビ予防をする際の注意点として、換気を十分に行うことと、目や口に入らないようにすることが挙げられます。

まとめ

お風呂の天井のカビ取り方法は、意外と難しくなく、家にあるものやドラッグストアで購入可能なもので簡単にできるものばかりです。

お風呂の天井にカビが出来る原因とカビの性質を理解し、注意点をきちんと守って正しく対策して、カビの発生を予防していきましょう。