石膏ボードの貼り替えを自分で行えないかと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
YouTubeやSNSの普及により、どんな道具を使用し、どのような作業を行うのか動画でわかりやすく解説されているため、自分で貼り替える方は年々増加しています。
自分で行う場合、具体的な費用相場についても事前に把握しておくと安心です。
ここでは、自分でボードを貼り替える場合におすすめの道具と修理費用について解説します。
ボード貼りは自分でもできる?費用相場はどれくらい?
ボードの貼り替えは自分でもできますが、場所や範囲によって素人では困難な場合もあります。
ある程度道具を揃える必要もあるため、費用相場を把握し、自分で行うか業者を呼ぶか検討しましょう。
壁に空いた穴の修理ならば、穴の大きさにもよりますが材料費込みで3,000~10,000円ほどで済むケースが多く、業者に依頼するよりも安価です。
天井などをDIYでリフォームするとなると、価格は30,000~50,000円ほどかかります。
業者に依頼するより安価ですが、作業時間・作業工程も増えるため、自分にできるか検討してから実行してください。
また、貸住宅で許可なく修理をした場合、契約違反になってしまう可能性があります。
作業前に確認しトラブルを防ぎましょう。
ボード貼りにおすすめの道具7種
ボード貼りを行う際におすすめの道具や使い方、金額などについて説明します。
無駄な出費や時間を防げるよう、代用できる道具がある場合は併せて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ヤスリ
修理するのであれば、ボードの切り口など細部にまでこだわって仕上げたいところです。
ザラザラのままではなく、ヤスリでキレイになめらかにしていきましょう。
ヤスリの目には洗目や細目があり、目の違うヤスリを使用するとよりキレイに仕上がります。
1,000円しない金額で購入できることが多いです。
1台で洗目と細目が使える便利品もあります。
カッター・ノコギリ
石膏ボードを適切な大きさにカットするため、カッターまたはノコギリが必須です。
紙や段ボールを切るわけではないため、ご家庭にカッターがある場合でも、折れないよう刃が太いカッターを選びましょう。
ノコギリはカッターより高い金額ですが、キレイに切りやすいため、仕上がりを重視したい方にはノコギリがおすすめです。
定規
石膏ボードを真っ直ぐカットするために、長めの定規があると便利です。
短い定規を使用すると、カットしていくうちにどんどんズレてしまい、最悪手を切ってしまうリスクがあります。
長いだけでなく、線がズレないよう滑り止めやガードが付いているとより安心です。
多機能な定規を選ぶと3,000円以上かかりますが、怪我なく安全に使用できます。
養生シート・マスカー養生
部屋で作業を行うと、どうしても床が汚れてしまいます。
特に、カットやヤスリがけは石膏ボードから細かい粉がたくさん舞ってしまい、掃除が大変です。
後片付けの際に後悔しないよう、あらかじめ床一面に養生シートやマスカー養生を用意しておきましょう。
大きいブルーシートでも代用できますので、お持ちの方は利用してみてください。
作業台
わざわざ作業台なんて必要ないと思う方もいるかもしれませんが、大きさによっては10kg以上あるため、台なしでの作業は腰を痛めてしまう可能性があります。
作業台1つで効率も上がるため、あって損はありません。
組み立てるだけで簡単にできる作業台なら、3,000~4,000円ほどで購入できます。
自分の身長にあった作業台を購入または自作してください。
カンナ
面取りをするうえで欠かせない道具がカンナです。
カンナは種類によって面取り幅や長さ、刃の角度が異なるため、作業にあったものを選びましょう。
カッターでも代用できますが、力加減が難しく仕上がりがいまいちになってしまう場合があるため注意してください。
1,000円台で購入できますが、3,000円ほどで面取り幅が選べる4段階仕様の便利なカンナも販売されています。
スケール
スケールは採寸に必要なので用意しておきましょう。
100円均一ショップでも手に入りますが、しっかりと固定できないと作業効率が下がりストレスとなります。
今後もDIYを楽しむのであれば使用頻度も多いため、伸ばしてもしっかりとキープできるスケールを選びましょう。
長さだけでなくテープの幅もさまざまなので、バランスを見て購入してください。
そのほか身の回りにあるものであると便利な道具
自宅ですぐに用意できる道具として、鉛筆と掃除機が挙げられます。
鉛筆はボードにしるしを付けるときに、掃除機はボードの粉を掃除するときに必要となるため、そばに置いておくと安心です。
ホウキでは粉が細かすぎてキレイに掃除ができないため、使いたい時にすぐ使用できるよう、事前に準備しておきましょう。
まとめ
石膏ボードは自分で貼り替えられるため、DIYに興味がある方やお金をかけず修理したい方には挑戦しやすいです。
範囲によっては材料も少ないため、安価でスムーズに作業できます。
しかし、道具や材料を揃える必要があるため、範囲や場所によっては総費用が高額になる可能性があり要注意です。
時間がかかるだけでなく、失敗すると材料を買い直さなければならず、余計な出費になってしまうこともあります。
不安な方は、業者に相談してみると安心です。