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強化プラスターボードとは?石膏ボードとの違いや用途・費用を解説

強化プラスターボードをご存知ですか?
強化プラスターボードは、通常の石膏ボードよりもさらに耐火性を高めたものです。
壁や天井などの下地としてよく使われます。

この記事では、強化プラスターボードの特徴や石膏ボードの種類、費用相場や選ぶ際の注意点について解説します。
リフォームや建物の新設を検討している方は、ぜひご覧ください。

強化プラスターボードとは?石膏ボードとの違いや用途・費用を解説

強化プラスターボードの特徴や違い

強化プラスターボードは、強化石膏ボードとも呼ばれるもので、石膏ボードに無機繊維材料を混ぜたものです。
そもそもプラスターボード(石膏ボード)は、膏に消石灰や粘着剤などを混ぜて作った建材です。

安価で耐火性が高く、断熱材として向いています。
また、カッターで簡単にカットできるため、施工に適しており、左官工事の材料として多く用いられているのです。

一方、水分を含むと強度が低下するというデメリットがあります。
また、石膏ボード全体に衝撃を受けてもなかなか壊れませんが、1点に強い衝撃がかかると比較的簡単に壊れてしまうのも欠点です。

強化プラスターボードは、その石膏ボードにさらに無機繊維材料を混ぜることで、より耐火性・防火性を高めています。

耐防火性能が高いボードの一種

前述のとおり、強化プラスターボードは、一般的な石膏ボードよりも高い耐火性・防火性を誇ります。
石膏ボードの芯材のところに、ガラス繊維といった無機繊維材料を加えることで、防火性能や耐衝撃性能が高まるのです。

そのため、強化プラスターボードは火を使う場所によく用いられます。
また、老人ホームのように、建築基準法で耐火基準が設定されている建造物に活用されています。

さまざまなサイズがあり用途に合わせて選ぶ必要がある

強化プラスターボードには、厚みによって12.5mm・15.0mm・16.0mm・18.0mm・21.0mm・25.0mmの6種類があります。
用途に適した厚みのものを選ぶことが重要です。

また、石膏ボード自体、以下のようにさまざまな種類があります。

● 構造用石膏ボード
● 化粧石膏ボード
● シージング石膏ボード
● 不燃積層石膏ボード

構造用石膏ボードとは、耐震性能をアップさせた石膏ボードです。力がかかりやすい部分に多く用いられます。

化粧石膏ボードとは、その名のとおり石膏ボードの表面に塗装やデザインを施したものです。仕上げ用の材料として使用されます。
厚さ9.5mm・12.5mm・15.0mmの3種類があります。

シージング石膏ボードとは、表面と芯材部分に防水加工を施したもので、洗面所やキッチンのように、湿度が高く水分を含みやすい場所に使われます。

不燃積層石膏ボードとは、石膏ボードの表面を不燃性の素材で仕上げたものです。
厚みは9.5mmの1種類です。

このように、石膏ボード自体にさまざまな種類があるため、必ずしも強化プラスターボードが適しているとは限りません。
使う場所や狙う目的に合わせて、適切な石膏ボードを選びましょう。

強化プラスターボードの費用や工期相場

天井の石膏ボードを張り替える工事にかかる費用相場は、20平方メートルあたり約3〜6万円です。
また、クロスを張り替える際に、下地として新しく石膏ボードを施工する場合は、6畳あたり約6万円が相場となっています。

工期は工事内容によって異なりますが、1〜2日程度と比較的短いです。

強化プラスターボードの場合、さらに費用がかかります。
例えば、吉野石膏が取り扱っている「強化石膏ボード タイガーボード・タイプZ」は、1セット(120枚)あたり、税込約14〜15万円ほどかかります。(※1)

一方、同じく吉野石膏の「準不燃ベベルタイガーボード」は、1セットあたり、税込約5〜8万円、(※2)「不燃ベベルタイガーボード」は税込約7〜11万円ほどです。(※3)

このように、強化プラスターボードは材料代がかかるため、その分工事の費用も高くなります。
しかし、前述のとおり強化プラスターボードにはさまざまなメリットがあるため、多少費用が高くても、施工する価値があるといえるのです。

強化プラスターボードを選ぶときの注意点

強化プラスターボードを選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。

専用のボードアンカーやフックを利用する

プラスターボードに通常の釘やネジを打つと、石膏が崩れて抜けてしまいます。
そのため、プラスターボードを下地とする壁に何かを設置する場合は、必ず石膏ボード用のボードアンカーやフックを利用しましょう。
また、アンカーやフックごとに耐荷重量が定められているため、必ず確認してください。

重いものを設置するときは、下地を追加する

強化プラスターボードは、プラスターボードよりも高い防火性能を誇りますが、1点に加わる衝撃には弱いというデメリットがあります。

壁の下地として強化プラスターボードを利用する際、テレビや棚などの重いものを設置する場合は、ボードの裏側の下地までしっかりネジを打ち込みましょう。

下地がない場合は、追加で下地を設置し、強度を高める必要があります。

まとめ

この記事では、強化プラスターボードについて、特徴と工事にかかる費用、選ぶ際の注意点を解説しました。
石膏ボードの耐火性を高めた強化プラスターボードは、火を用いる場所に良く用いられる材料です。

価格は高いですが、耐火性に配慮した安全な部屋を作りたい場合は、強化プラスターボードを下地として張り替えることがおすすめです。
また、石膏ボードにはほかにも種類があるため、目的に応じて適切な種類を選びましょう。

(※1)参照:モノタロウ「強化石膏ボード タイガーボード・タイプZ」
(※2)参照:モノタロウ「準不燃ベベルタイガーボード」
(※3)参照:モノタロウ「不燃ベベルタイガーボード」