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石膏ボードの継ぎ目を目立たなく処理する方法!原因や費用相場も紹介

長期間同じ住宅に住んでいたり、オフィスや店舗を利用していたりすると、石膏ボードの継ぎ目が浮き出て目立つ時期が訪れます。
何が原因で目立つようになるのか、自分で処理できるのかなど、疑問に思っている方も多いでしょう。

この記事では、石膏ボードの継ぎ目が目立つ原因と、自分で処理する方法、業者に依頼する際の費用相場について解説します。
継ぎ目を目立たなくしたいと考えている方は、ぜひご覧ください。

石膏ボードの継ぎ目を目立たなく処理する方法!原因や費用相場も紹介

石膏ボードの継ぎ目が目立ってしまう2つの原因

石膏ボードの継ぎ目を適切に処理するためには、まずは、継ぎ目が浮き出て目立ってしまう原因を理解しましょう。

経年劣化

長い間使用しているクロスに見られる場合は、経年劣化を疑いましょう。
クロスの経年劣化には、糊の劣化と壁紙自体の劣化が考えられます。
糊が劣化することで、粘着力が弱まり、クロスが浮き上がってしまうのです。
また、壁紙自体が劣化することで、収縮し、継ぎ目が目立ってしまうこともあります。

さらに、壁紙の下地として使われる石膏ボードや木材自体が劣化し、変形している可能性も高いです。

住宅や施工そのものに問題がある

住宅やクロスの施工の際に問題がある場合もあります。
施工後、時間が経つにつれて、建築に用いられた木材やコンクリートから水分が抜けてしまうことがあります。
水分が抜けると、その分下地や壁紙が引っ張られ、継ぎ目が目立つようになるのです。

特に木材には、水分を取り込んだり排出したりする性質があるため、こうした現象がよく起こります。
新築物件で症状が見られる場合は、使用されている木材やコンクリートの水分が原因である場合が多いです。

そのほか、地震で住宅が動いた場合、クロス施工の際の技術不足なども原因として考えられます。

なお、クロス以外にも、扉の建て付けや傾きなどが気になるようになった場合、住宅が何らかの影響で歪んだり沈んだりしている可能性が高いです。
さまざまな不調が見られる場合は、専門家に調査を依頼し、速やかに適切な処置を行いましょう。

石膏ボードの継ぎ目を自分で処理する方法

石膏ボードの継ぎ目をきれいに処理したい場合は、業者に依頼するのがおすすめです。
しかし、業者に頼むと費用がかかるため、できれば自分で処理したいと考える方も多いでしょう。

そこで、ここでは自分で処理するために必要な道具と処理方法を解説します。

必要な道具を用意する

まずは、以下のような道具を用意しましょう。

● スポンジ
● ローラー
● へら
● 糊
● コーキング材
● コーキング材を拭き取る布
● 養生テープ

コーキング材とは、隙間を埋めるために必要な材料です。
壁紙クロスの色に合わせて選びましょう。
また、コーキング材をつけたくない場所に養生テープをあらかじめ貼ることで、コーキングを的確につけることができます。

このように、継ぎ目処理に必要な道具は、自宅にあるものやホームセンターで簡単に手に入るものばかりです。
すべて揃えても5,000円程度に収まるため、手軽に処理できます。

処理の手順を把握する

継ぎ目処理の前に、以下の準備を行いましょう。

1.継ぎ目を押さえるようにローラーを転がす
2.処理する場所のほこりやゴミを取り除く
3.剥がれている部分を糊でくっつけ、ローラーで圧着する

まずは、継ぎ目を押さえながらローラーを転がしてみます。
ローラーで圧着するだけで継ぎ目が見えなくなることもあるからです。
それでも継ぎ目が目立つ場合は、のりとコーキング材で処理します。

糊をつける前に、ほこりやゴミを取り除きましょう。
ゴミが残っていると、糊やコーキング材が長持ちしません。
濡らした布で拭き取り、壁紙が完全に乾いたら、糊を使って剥がれている部分を接着します。

その後、ローラーを使って綺麗に圧着しましょう。

糊が完全に乾いたら、コーキング材を塗布します。
以下の手順で処理しましょう。

1.コーキング材をつけたくない場所を養生テープで保護する
2.コーキング材をクロスの継ぎ目や隙間に塗る
3.処理ができたら養生テープを剥がし、乾燥させる

コーキング材を塗る際は、丁寧に少しずつ行いましょう。
もしはみ出してしまったり出し過ぎてしまった場合は、布やへらを利用して余分な分を除去します。
説明書に書いてある時間乾かしたら、完成です。

石膏ボードの継ぎ目を業者に依頼するときの費用相場

自分で処理するのが不安という場合は、業者に依頼しましょう。
また、賃貸物件である場合は、DIYはおすすめしません。
石膏ボードの継ぎ目補修にかかる費用相場は、1〜3万円程度です。

なお、経年劣化で継ぎ目が目立っている場合は、せっかく補修しても時期に同じ状態になってしまう可能性があります。
その場合は、壁紙全体の張り替えが必要です。
6畳ほどの部屋で壁紙を全て張り替える場合は、5万円程度の費用がかかります。

また、住宅が地盤沈下などで歪んでいる場合は、全体の修繕工事が必要になるため、さらに高額な費用が必要です。

まずは業者に相談し、状況を診断してもらったうえで見積もりをとりましょう。

まとめ

この記事では、石膏ボードの継ぎ目処理について、継ぎ目が目立つ原因や自分で処理する方法などを解説しました。
石膏ボードの継ぎ目は、経年劣化や木材・コンクリートの水分が抜けることなどで起こります。

継ぎ目の処理は、材料さえ揃えれば比較的簡単に行えるため、費用を節約したい方はぜひDIYに挑戦してみてください。

自分での処理が不安な方は、信頼できる業者に依頼するのがおすすめです。
場合によっては、大がかりな工事が必要になる可能性もあるため、必ず事前に相談し、適切な処置を明らかにしましょう。